ブレンダーというCGモデリングソフトに最初に出会った時は、期待で胸が躍りました。
しかし‥‥
その機能の多さと複雑さに圧倒され、思うように進めない日々が続きました。
特に、実際に練習を始めるためにPCの電源を入れるという一手間が、思いのほか心理的な負担になってしまって‥‥‥
そんなとき、もしペンタブを使ってもっと直感的に、そして自由に3Dモデリングを楽しめるツールがあればと思い、調べていたところ、iPadで使えるZBrushのようなアプリを発見しました。
価格も手頃であったため、早速アプリをダウンロードして実際に触れてみると、その使い心地の良さに感動しました!
Nomad Sculptは、「どこでも気軽に彫刻が楽しめる」アプリと言えるでしょう。
これからはNomad Sculptを深く探求し、その魅力や使い方、学び方などをこのブログで丁寧に紹介していきたいと思います。
3Dモデリングには高価なソフトウェアや複雑な操作が必要とされるイメージがありますが、Nomad Sculptがあれば、そうした障壁はもう心配ありません。
iPadや他のタブレットを使って、直感的に、そして楽しく3Dモデリングに挑戦できます!
CGソフトに挫折した方には是非お勧めです!!
以下、Nomad Sculptについて簡単にご紹介します。
なぜNomad Sculptが選ばれるのか
直感的な操作性
Nomad Sculptは、その名の通り、まるで粘土をこねるような感覚で3Dモデリングを楽しめるアプリです。Apple Pencilなどのスタイラスを使って、スクリーンに触れることで直接形を作り出します。複雑なショートカットや操作を覚える必要がなく、初めての人でも簡単に扱うことができます。この「直感的な操作性」は、Nomad Sculptを特別なものにしています。
コストパフォーマンス
多くのプロレベルの3Dモデリングソフトは、その価格が高額であることがネックとなりがちです。しかし、Nomad Sculptは非常に手頃な価格で提供されています。一度の購入で、すべての機能をフルに使える点も魅力の一つです。この「コストパフォーマンス」の良さも、多くのクリエイターに選ばれる理由です。
Blenderとの連携
Nomad Sculptで作った作品は、更に高度な編集やアニメーション作成のためにBlenderに移行することができます。この「Blenderとの連携」は、作品をさらにブラッシュアップしたい人にとって、大きな可能性を秘めています。Nomad Sculptで形を作り、Blenderで仕上げる。そんなワークフローを楽しむことができます。
Nomad Sculptでできること
スカルプティングとペインティング
Nomad Sculptでは、クレイ、スムーズ、マスク機能など、多彩なブラシを使って自由自在にモデリングできます。また、ペインティング機能を使って、作品に色を付けることも可能です。これらの機能を駆使することで、リアルな質感やディテールを表現することができます。
データのエクスポート
作成した3Dモデルは、OBJ、STL、glTF形式でエクスポートすることができます。これにより、他の3Dソフトウェアでの利用や、3Dプリンターでの出力が可能になります。自分だけのオリジナル作品を現実のものとして手に取ることも夢ではありません。
ダイナミックトポロジー
Nomad Sculptのダイナミックトポロジー機能は、モデリングの自由度を格段に高めます。これにより、モデルに細かなディテールを加えたり、形状を大幅に変更したりする際に、メッシュを自動的に再構築できます。この機能は、より複雑で詳細な作品を制作したいアーティストにとって、強力なツールとなります。
3Dプリントへの対応
Nomad Sculptで作成した作品は、3Dプリンターで直接出力することが可能です。これは、デジタルから物理へと作品を持ち出す際に非常に便利です。自分の作品を実際に手に取ることができる喜びは、何物にも代えがたいものがあります。
学習リソースの豊富さ
Nomad Sculptを学ぶためのリソースは豊富にあります。公式マニュアル、YouTubeのチュートリアル、フォーラムなど、さまざまな場所で情報を得ることができます。これらのリソースを活用することで、初心者でも短期間でスキルを身につけることが可能です。
まとめ
Nomad Sculptに関する情報をざっくりとまとめてみましたが、いかがでしたか?
少しでも3DCGに触れたことがある人なら、このアプリの魅力を感じたのではないでしょうか?
そして、アプリでここまでできるとは、とても驚きました。
私はこれまで、図面を起こすCADソフトのアプリ版をいくつか試してきましたが、どれも実用的ではないと感じました。
しかし、このNomad Sculptはそんな疑念をしっかりと裏切ってくれました。
確かに、他にも優れた3DCGソフトはたくさんありますが、それらを覚えるのは非常に大変です。
覚えることに夢中になり、「あれ、なんでこれをやっているんだっけ?」と、何かを作りたくて始めた当初のワクワクした気持ちをいつの間にか失ってしまったり‥‥
しかし、このアプリは直感的に始められるのがとても良い点です。
また、インターネット上には動画チュートリアルも豊富にあり、習得も容易だと思います。
ただ、英語ベースのものが多いという印象はあります。
そこで最後に、私がお勧めするチュートリアル動画をご紹介します。
動画制作者プロフィール
動画投稿者のジェーンさんは沖縄生まれで、造形・グラフィックデザインを学んだ後、デザイン制作活動を開始しました。その後、3DやARの技術を学び、現在はデジタルクリエイターとして活動しています。YouTubeチャンネル「Jane artwork」では、3DCGやAR、SNSフィルターのチュートリアルを中心に、クリエイティビティに関する情報を発信しています。彼女は、技術的な指導だけでなく、視聴者が自分のクリエイティビティを表現できるようなインスピレーションも提供しています。
動画「【Nomad Sculpt】超初心者向け/最短でコツを掴もう!(チューブ編)」
とてもわかりやすい説明で、お勧めします。
このようなチュートリアルは、初心者が置いていかれがちですよね。
そのため、動画を何度も一時停止したり、巻き戻したりすることになります。
ジェーンさんは、一度説明した工程も改めて説明してくれるので、動画を止める必要がほとんどありませんでした。短時間でしっかりと身につきます。
ノマドスカルプトを始めようとしている方は、このチュートリアルに一度挑戦してみてください!