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【幕の内弁当】お弁当の魅力と歴史



今週のお題「お弁当」

 

コンビニやスーパーなどにいけばさまざまな美味しいお弁当が棚に並んでいて、心はずみますね。

 

でもやはり、手作りのお弁当は格別に違います。

お母さんに作ってもらったお弁当は心も温まり、元気をもらえます。

ひとつの箱の、限られたスペースに詰められた食材たちはそれぞれの味やにおいを移し合い、なんとも言えないハーモニーを奏でます。

ご飯もじっとりと固まっていて、一言に美味しいとは言えない場面が多いでしょう。

 

けれどそこがいいのです。

 

母親、もしくは奥さんが早起きをして、一生懸命に彩りや栄養バランスを考えお弁当を作ったのかもしれません。または忙しさに甘え、出来合いのものを詰め込んだだけなのかもしれません。

 

そこにはそれぞれのストーリーがあり、感謝を込めて食べる人もいれば、いつもの日課をなぞって、当たり前のように食す人もいる。

 

お弁当とは「味」ではないのです。満足を追求する商品でもないのです。

その日その時の、おのおのの都合を詰め込んだひとつのアート。

 

それこそが「お弁当」なのだと私は感じます。

 

そして私は美味しいお弁当が大好きです。

 

そこで今回はみんな大好き? 幕の内弁当について調べてみました。

 

 

  • 幕の内弁当の名前の由来
  • 日本全国 地域の特徴
  • 駅弁の始まり

 

 

幕の内弁当の名前の由来

 

幕の内弁当の名前の由来は、「幕の内」すなわち「幕間」から来ています。

この弁当は、元々江戸時代に歌舞伎や能といった演劇の幕間に観客が食べるために提供されたことからこの名がつけられました。これらの弁当は、彩り豊かな季節の料理を小分けにして詰めることが多く、演劇を見ながら手軽に食べられるように工夫されていました 

 

歌舞伎での幕の内弁当は、江戸時代に劇場で観客が幕間に食べるために提供されたものです。

この時代に、幕の内弁当は「幕間の弁当」として、特に演劇の長い休憩時間を利用して食べられることが多かったため、この名前が付けられました。具体的には、おにぎりや焼き魚、煮物、漬物など、手軽に食べられる食品で構成されていたと考えられます。また、これらの食品は小分けにされており、観劇中に簡単に食べられるよう工夫されていました。

 

幕の内弁当の内容は季節によって異なることもあり、旬の食材を用いた料理が提供されていた可能性が高いです。

そのため、観客は新鮮で季節感のある食事を楽しむことができました。

また、美的センスも重要視され、色鮮やかで目にも楽しい弁当が多かったとされています。

 

やはり今の日本の食文化は江戸時代の文化に大きく影響されているようです。

スシや天ぷらも江戸時代からのものですもんね!

 

 

日本全国 地域の特徴

 

幕の内弁当は日本全国で様々な地域ごとの特徴を持っています。一般的に、幕の内弁当は様々な種類の料理を少しずつ楽しめるように工夫されていますが、地域によってその内容は大きく異なります。以下はいくつかの地域特有の特徴です。

 

関東地方:

関東の幕の内弁当は、色とりどりでバランスの取れた内容が特徴です。具体的な料理として   は、焼き魚、煮物、揚げ物、卵焼き、そして様々な種類のお漬物が含まれることが多いです。

 

関西地方:

関西では、色彩が豊かで、甘味を含む料理が多く見られます。たとえば、関西風の甘い煮豆   や甘い卵焼きが入っていることがあります。

 

九州地方:

九州の幕の内弁当には、地元の海の幸を活かした料理が多く見られます。たとえば、魚の煮付けや焼き魚、そして地元特有の味噌を使った料理が含まれることがあります。

 

北海道:

北海道の幕の内弁当は、海産物を豊富に使用した内容が特徴です。例えば、サーモンの焼き物やイカの煮物などが盛り込まれます。

 

それぞれの地域の特色が活かされて、どれも美味しそうですね。

 

 

 

駅弁の始まり

 

幕の内弁当はいずれ1889年に駅弁へと発展していきます。

最初に兵庫県姫路駅で売られ始めたらしいです。

駅弁という文化はもう少し前の1885年から始まり、栃木県の宇都宮駅であるとされています。

これは日本の鉄道が始まった初期の時期に当たり、当時の旅行者の需要に応える形で開始されました。

 

 

まとめ

 

大きな駅にいけば、たくさんの売店が軒を連ね、美味しいお弁当が並んでいます。

どれも魅力的なパッケージで香りもよく、目に入る全部を食べたくなってしまいますよね。

 

駅弁は移動中の楽しみですが、お弁当を楽しむために移動している節もあります!

 

美味しい、ではなく 楽しい それがお弁当の結論なのかもしれません。

 

普段の手作り弁当も、楽しみなものでありたいですね。

 

皆さんもぜひ、食べるためのお弁当ではなく、楽しむためのお弁当を作ってみてはいかがでしょうか。